2007-08-01

じじいのぼやき(2)

じじいのぼやきと同様、じじいメモから何個か写してみるテスト。

知性とは、いかなる境遇であれ、自己の感性の自由を構築する力である。

***

謎のない人には魅力がない。しかし、その謎を制御できぬ人は更に魅力がない。

***

日本とは、私にとってオウムと震災の空間だった。

***

何かを失った悲しみは、懐しさに裏打ちされる。しかし、懐しさにひたる人は、それを既に失っていることに気づいていない。

***

豊かさとは、多様性である。「ゆらぎ」を育むことである。

***

敵は人ではない。無知や誤解こそ敵である。闇と鬪うなかれ、闇を照らす光となれ。

***

全てのウェブサイトはアプリケーションである。データではない。

***

人が知るのは「あと」ばかりである。(あと=痕跡、結果、現象)。それによって、比較や解釈ができ、変化を知るようになる。人は「あと」を見て、比較・解釈を始め、「それ」に捉われ、恐れ、恐れるが故に、「それ」を思う。ある人は「それ」を「死」と呼ぶ。私は「貨幣」と呼ぶ。

関連ページ

[1] digi-log: じじいのぼやき