2011-01-22

モチベーションのために気を付けていること

会社を経営して一番苦労するのがモチベーションマネジメントだと思う。

やる気があれば前には進む。僕はとてもじゃないけどうまくいっているとは思わないけど、自戒の意をこめて、僕が気を付けていることを書いてみます。


  1. 社員の長期的な成長を何よりも大切にする 社員を使い捨てにしては絶対にならないと考えています。だからこそその人の人生の展望というものを共有したいと考えています。常識的的に考えて3年は働いてもらうのだと思います(もちろん、もっと長くいてもらえるかもしれませんが)。だから、ここでの3年間がその人の将来への成長へとつながることをしっかりと考える義務があると考えています。具体的には一ヶ月に一回は時間をとって成長の方向性を互いに摺り合わせます。
  2. その人のクリエイティヴィティを大切にする 現代の仕事はどんどんクリエイティヴィティが求められていると思います。しかし、皆が「仕事」としてイメージするのはクリエイティヴィティと対極にある環境ばかりです。遊びが大切なんです。だから、その人をしっかり認めた上で遊びができる余裕があるように気をつけています。だから、仕事自体はあまりタイトにお願いしないように気をつけています。
  3. 会社の社会性を明確にして共有する 「志」ともいうのでしょうが、自分が関わる事業が有意味であるということを感じてもらえるように考えています。日本も世界もアカルイミライというものが描き難い時代と思いますが、その未来をよくする仕事であることを描いていたいと常に感じています。具体的には、事業について話すときには常に社会性や志から説き起こしてから、最終的に利益に落とすようにするようにしています。逆はなしです。
  4. 食事を一緒にする ランチを一緒にしたり、一緒に飲みに行ったりします。その人がどういう人か、どういう家庭環境か、どういう価値観かを知っておくことが長期的に非常に重要だと思います。

正直、僕の会社はそんないい会社だと思わないです。長時間労働ですし、色々な環境の変化で僕の言うことはコロコロと変わります。安定もしてないし、一方でそれほど明るい未来が見えているわけではありません(そもそも、そんな会社なんてないでしょうが)。

ただ、それでも少しでも、互いの成長になるような会社でありたいと思っています。