2007-04-11

場の学の簡単なまとめ

私なりに考えている「場」の学ですが、様々な人が考えている問題ですので簡単にリンク集を作っておきます。
* 西田幾多郎
京都学派の創始者。参禅経験とヘーゲル的哲学観を基礎に、東洋思想と西洋思想をより根本的な地点から融合させようとした。『善の研究』が特に有名。詳しくは書籍の他、Wikipediaの西田幾多郎の項目やなどを参照。青空文庫にもテキストあり

* 清水博
東大名誉教授。『生命を捉えなおす—生きている状態とは何か』『生命知としての場の論理—柳生新陰流に見る共創の理』『場と共創』『場の思想』など著書多数。松岡正剛の千夜一冊の『生命を捉えなおす』 も参照。所長を勤める場の研究所も活発に活動している。今度、勉強会に行こうと思っている。

* 野中郁次郎
知識経営論の生みの親。暗黙知や形式知のダイナミックな運動を理論家したSECIモデルで有名。「場」を通じての知識創造についても注目している。KMの分野では場は Ba として英語になっているらしい。『知識創造企業』は日本の経営学者が世界的に評価された数少ない名著とのこと。Wikipediaの野中郁次郎の項目参照。

* 岩井國臣
参議院議員。サイトでは「場」について以下の文章などが読める。
西田哲学「場所の論理」について
清水博が唱える「場の文化」
共生の論理

* Topological Turn und japanische Philosophie
ドイツ語。左肩に漢字の「場」と大きく書いてあり、「Was bedeutet Ba? (場とは何を意味するか?)」と書いてある。幅広く場の情報を提供している。

* ドイツ語 Wikipedia の Spatial turn の解説
私が翻訳した ドイツ語版 Wikipedia の Spatial turn の記事もよろしければご覧下さい。