2012-01-18

現代人の知恵

モノ、カネ、シゴト、カラダ、ココロについて大切だと思うことを書いて見ました。自戒です。

モノ

ガラクタの処分方法を学びましょう。これが現代の一番の知恵です。この知恵がないと家はガラクタで溢れかえってしまいます。 「使えるもの」を捨てるのは難しいです。ですから、オークション、ガレージセール、中古業者、知人へのプレゼと、寄付などの具体的な方法を学び実践しましょう。

今あるもので満足することを学びましょう。さもないと、最新のものを追い掛け回して時間もお金もなくなってしまいます。何かが欲しくなったら「今あるもので本当に問題があるのか?」と問いかけましょう。

普及したものだけを買いましょう。最新のものはそれがどんなに流行っているとしても数年は様子を眺めましょう。一番安く手に入り、ストレスがなく(最新のものは色々と無理があるものです)利用できるはずです。





カネ

労働による収入がなくなったとして、あと何ヶ月間いまの暮らしが維持できるか(無労働生活可能月数)を意識しましょう。これは「貯蓄額÷労働による収入を除いた月次収支」です。収入や貯蓄の大小は問題にはなりまん。「お金から自由になる」あるいは「老後に備える」とは、この数字を大きくすることを意味します。最低半年から2年ほどあればいいのではないかと思います。

収入から定率で貯蓄することを学びましょう。貯蓄率を10%~50%で定め、その残りで生活ができるように生活を見直しましょう。そして素早く無労働生活可能月数を2年ほど持つことで人生に金銭的なゆとりをもちましょう。

生活レベルを上げるのは慎重に慎重を重ねましょう。生活レベルを上げることは、無労働生活可能月数を下げます。また、生活レベルを下げるのは常に予想よりも苦痛です。例えば、車に乗った人、電子レンジを持った人、タクシーでの移動が習慣になった人たちはそれらを手放すことを大きな苦痛に思うものです。常に余裕があったとしても、生活レベル(=月間支出)を上げる行動には慎重になりましょう。

借金や投資は慎重に行わねばなりません。まず、めったに儲かるものではありませんし、次に、実際のコストですら色々とありますが、借金や投資には色々と気をもむとか、情報を調べたくなるという「見えない心理コスト」が発生するからです。

とはいえ、投資は学びましょう。インフレ(物価上昇)が起これば現金の価値が減少します。ですから、あなたの貯蓄の価値を他の器(土地、株式、債権など)に素早く移動させる方法を知らなければなりません。1~2年は生活できる貯蓄はしっかり別にしておいて、色々な金融商品を買ってみるべきです。あなたは損をするでしょうが、いつかはその「教育」への投資に満足するかもしれません。

シゴト

望むビジネスをはっきりと選びましょう 「何をすれば、自分は、自分を殺すこともなく、さりとて人に迷惑をかけずに生きていけるのか?」を決めましょう。「自分が何をしたいのか」と「どんなことで人の役に立てるのか」を色々思い浮かべて行きましょう。そして、その自分の生業を大切にすることです。

常に「いま一番大切な事は何か」を問い続けましょう 状況は常に変化します。自分が今できる最善なことを問い続け、惰性で無駄なことをしないように気をつけましょう。不安であれば上司に「これが大切と思うが正しいか」を確認するのも大切です。

大切な事は一番最初にやりましょう 優先事項とは全てに先んじて終わらせる事項という意味です。「まずはメールチェックして」とか「気が乗ったらやろう」というのはダメです。ちょっと着手してからメールチェックしたり、コーヒーを買いに行けばよいのです。着手が早ければ終わるのも早いです。一番最初にやりましょう。

評価されなくても一生懸命やりましょう 評価されないで努力するのはつらいです。でも、一生懸命やりましょう。その努力の経験自体が財産になるものです。また、若い人は数ヶ月で評価が欲しいという気持ちは痛いほど分かりますが、経験的に数年後に努力の成果は身を結ぶものです。数年、十年程度のスパンでものを考えて一生懸命やりましょう。

シゴトはやめないようにしましょう。 時に仕事はつらいことですし、他にチャンスがあるように見えるものです。しかし、何かをやめないと、新しい物事を始められないということはないはずです。新しいチャンスには、現在のシゴトをしながら努力を重ねるべきものです。「今のシゴトをやめないと、十分な時間が取れない」? 本当でしょうか?

シゴトをやりすぎないようにしましょう。 上と矛盾するようですが、本当に仕事が精神や肉体を破壊するようであれば、我慢してはなりません。どんなに会社につくしても、「壊れた」あなたに絶対に会社は優しくなんてしてくれません。自分の身は自分でしか守れないのです。

カラダ

粗食少食しましょう 美食大食や飲酒喫煙は手軽かつ本能的な快楽です。しかし、それはあなたの健康を害するに値するほどの快楽でしょうか?

早寝早起きしましょう 夜更かしが好きな人は確実にカラダが弱くなります。大切な事はひとつです。夜に何かをしようと思ったら「あぁ、明日の朝、一番でコレをやろう」とメモをして寝ることです。こうすることで無駄な夜更かしはなくなり、朝からスタートダッシュを切る週間ができます。

歩きましょう 色々言い訳があるのは分かります。ですが、一日30分歩く時間を作ることはできるはずです。

笑いましょう あるいは馴染みの友人と楽しく飲む時間を大切にしましょう。

ココロ

孤独の愉しみを学びましょう。月に一度週末、あるいは年に一度、一人で保養地や温泉、あるいはキャンプへ行きましょう。孤独を愉しめない人は、寂しさに弱く、テレビや映画、ロックやライブ、ゲームやネット、アルコールやドラッグ、セックスや暴力といった刺激を過剰に欲してしまいます。

日記をつけましょう 一日を振り返る時間があなたの成長の礎になります。過去を振り返ることが未来へとつながります。

瞑想を学びましょう 特に宗教的なものではありません。静かな場所でリラックスして座り、ゆっくりと呼吸をして自分の内面を観察するだけです。毎日の生活では外ばかりを見ています。たまには内を見る時間をつくってあげましょう。

朝日や夕日を眺めましょう 都会でも味わえる数少ない自然は朝日や夕日だと思います。自然は美しいものです。森や川、海や山にいないとしても、私たちは色づいた空を楽しむことができます。もちろん、週末には、全く人工物が視野に入らないような自然の中に分け入るのがいいと思います。