何度も読むような本の場合には書込みが有益になります。キーワードを○で囲ったり重要なところに線を引く人は多いと思います。書込みにより印象付けられますし後から探す時にも便利になります。
ただ、ある線が何で引かれたのか分からなくなることもあります。そのためには読書記号が有益です。
もちろん言葉で書いてもいいのですが私の場合、普通は以下の記号で十分です。
文章読解
□ まとめや要約のようなもの
↑ 上にある主張への説明
↓ & 下にある主張への説明
主張評価
◎ 同意できるし、おもしろい主張、著者の独自の主張
○ まぁまぁな主張、ある意味ステレオタイプ
△ あまりうまく主張、不要な主張
× 反対、嘘
主観評価
^_^ 笑える、それほど意味はないが面白い
!! 注意を要する、かなり常識に反する
? 意味が分からない、説明が成功していない
事実
= 事実や事件名
~ 本や映画などの題名
o 人名
- その他記憶すべき事例
線を引き記号を書きならが読むことで記憶にも定着しやすく次の読書も楽になります。ページを汚しそのページの印象そのものを頭に入れるようにして読むとよいでしょう。
以上のような読み方をするためにも本は買うべきです。本は何度も読み書込みをし、時には必要なページを破ったりするものです。もちろん立読みで済むような本も世の中には大量にあります。しかし重要な本は買わなくてはいけません。
*1:速読という観点からすると得策ではないのですが私は本に線を引き記号を書いています。線を引くだけだと何で引いたのか忘れてしまいますし、後から探すときにも記号があった方が楽だからです。また、ページは汚した方が内容は記憶に定着します。
*2:端的に著者の見識のなさを発見することもあるでしょうが、そのことに拘泥するのは私はあまり有益だとは思えません。ただ、友人に「誰それはこういう馬鹿なことを書いているのを俺は発見した」と自慢めいたことを言えるだけなのではないでしょうか。もちろん、文献は批判的に読むべきでしょう。しかし、今は速読について考えていますし、少なくとも全体を把握する前に部分的な論理の破綻や事実の誤認を槍玉にあげるのは得策だとは言えないと思います。印を付ける程度でいいでしょう。
*3:私は最近なんとか文字の大きな本なら一ページを一目で読めるようになった程度です。
*4:もちろん、それくらいの時間で辿れる内容であることが大事ですが。