2008-10-28

時間を家計簿のように管理する

スケジュール帳や日記などで自分の時間を管理している人は多いと思う。しかしその時間管理は、本当に自分の時間消費の管理に役立っているのだろうか。

今回は「時間を家計簿のように管理する方法」を思いついたので紹介する。

パニックになるのを防ぐ時間管理

自分の時間を管理することは、効率化につながるだけではない。自分のテンションを維持する上でも、時間が管理され視覚化されていることの安心感は強い。

これは家計簿をつけていることの安心感にも似ている。記録分析されていることで、苦境に陥ったとしても投げ遣りになることを避けられる。ピンチの時に一番恐しいのはパニックになることで、記録とはそうした苦しい時に支えになってくれるものだ。

何のために時間を使ったのかを可視化

ところが通常の時間管理では、自分が何のために時間を使ったのかを管理できていない。日記を読み返しても、当時の雰囲気は伝わるが、何のためにどれくらいの時間を使っていたのかが数字で把握できない。これではせっかくの記録が活かせない。

そこで時間を家計簿のように記録するといいのではないかと考えた。いや、むしろ家計簿と日記を融合させることにした。

つまり日記をつける際、表計算ソフトなどに家計簿をつけるように記録してゆくのだ。「日付」と「行動の分類」「消費したお金」「消費した時間」「詳細」を記録してゆくことにした。

目的に従って分類する

しかし、従来の家計簿のように「交通費」「食費」などという分類では意味がない。自分が何の目的のために使ったのかが重要だからだ。

私は以下のように自分の使った時間を分類し、週末に集計・分析することにした。自分のライフプランなどと連動させていることが望ましいとおもう。

  • 仕事: 仕事能力形成に関すること
  • 経済: 経済能力形成に関すること。また、その実行。
  • 家族: 妻や子供に関する活動
  • 友人: 友人に関すること。
  • 健康: 自分の健康
  • 成長: 自分の精神の成長
  • 余暇: 心と体のあそび
  • 環境: 物理的な環境の整備

何のために時間とお金を使ったのかが一目瞭然

こうすることで、自分がどの目的のために時間とお金を使ったのかが明かになる。例えば「友人と渋谷で飲んだ」という行動は、お金の観点からは「友人/交通費,140円, 0.5時間,秋葉原-渋谷」「友人/飲食費,4000円, 3時間,Iと」という具合に記録される。

また、家でネットを読んでいる時間は「余暇/ニュース,0円,0.5時間, 「日経平均が一時7000円を割った」「空売り規制」など」という具合に記録しておく。

勿論、そんなに細かく記録する必要はない。30分刻みくらいでラフにやればいいだろう。持ち歩いているメモ帳にチョコチョコと「意味があった」と思った時間とお金の使い道を記録して、それを表計算ソフトに打てばいい。そもそも大概は「仕事」の時間が巨大なので記録は簡単なはずだ。

これで日記と家計簿は融合した。この情報を集計すれば、自分が何の目的のために時間とお金を使ったのかが一目瞭然となる。そうすれば次の計画を立てるときの重要な情報になってくれる。

まだ運用開始したばかりなので問題などが出てくるかもしれない。しばらくやってみるつもりだ。

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