2011-01-23

妻がピンときた理想の上司としてのハゲタカ

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かなり前のことになるが、妻が映画「ハゲタカ」にはまったことがある。

「鷲津さんかっこいい」とばかり言っていたので「どこが?」ときくと、以下のような答えが帰ってきた。

  1. 常に人間的なことを言う 数字に関わるような機械的なことを言わない。当然ハゲタカのような映画だから数字で話そうなものだが人間的なのだという。人間的であるという姿勢を常に崩さないことは確かに大切だろう。
  2. 人に悪い評価をしない 部下の評価を人に聞かれたら、仮にその部下がイマイチだったとしても「彼はよく頑張ってますよ」というのがいいらしい。確かに、どうあれ人の悪口をいうのはダメだし、いわんやそれが自分の部下だった場合には指導力不足の駄目駄目な愚痴にしか聞こえない。
  3. 反応は遅くて良い ちょっと考えて言葉を選んで話すくらいがいいらしい。即答するのは軽いし、焦っているようにも見える。ゆっくりゆったりと話す習慣が大切とのこと。
  4. 大丈夫、この勝負、必ず勝つという 急激な変化があると社員は不安になる。そうした時にこそリーダーは部下を安心させなければならないとのこと。もちろん、実際に様々な状況を事前に想定するのがリーダーの仕事ということになるだろう。
  5. 仕事を引き受けるときは重々しく丁寧に 物事を引き受けるときには軽薄に引き受けるなとのこと。明るく「はい、よろしくお願いします!」とかでは軽いらしい。ゆっくりと前傾し「お引き受けいたしましょう」というのがカッコイイらしい。

妻の話を聞くとたしかに、リーダーというのは重々しさが欲しいし、常に平常心を失わない存在であるべきだから、上のような振る舞いというのが好ましいのだと思う。自分もそういう振る舞いをしてみようと思う今日この頃。