2007-06-28

[書評] なまけ者のさとり方 / タデウス・ゴラス

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123頁と薄くすぐに読める。さとり方は愛すること。自分を含んだ全てをありのままに受け入れるということが、なまけ者のさとり方とのこと。

内容としてはとにかく受け入れることが大切とひたすら書いてある。

意識のレベルが現実を生んでいて、その意識のレベルがよくなるとよくなる。今がそうあるのも、それは内部の波動のあらわれとのこと。ただ、言わずもがなだが、今の低い自分もあるのままに受け入れるのが大切だ。

純粋に高まると、意識は過去も未来もなく、今ここだけの「スペース」になるとのこと。逆に普段の人間はこりかたまっていることになる。

現実が受け入れられない時にいいかもしれない。また、苦行とか禁欲に走りたくなった時にも読んでみるとよいだろう。

書いてあることは当たり前かもしれない。しかし、そうした当たり前の本を手元に置いておくのは、いざというときに救ってくれるものだ。もし、あなたが、そうした当たり前のことを簡単な言葉で整理してくれている本を持っていないのなら、本書を手にしても損はないだろう。