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無駄に音楽の自分の音楽の背景なんかをぼやいてみる。
自分はギターを弾く。その中でブルースとフラメンコに強い興味を持った。この二つはかなり自分なりにコピーをしていった。
だからロックを弾くにしても、その二つの影響が必ず出てくる。ロックのビートでブルースっぽく弾くと、いかにもブルース・ロックのペンタ一発みたいになるし、フラメンコっぽくなると、どことなくサンタナっぽくなる。どちらも嫌いじゃない。でも、別に深入りするほど好きじゃない。考えてみりゃバンドしてる訳でもないから、やる機会もないし。
ロックをやるのならパワーコードだけでおしまいになるような曲の方が好きだ。ニルヴァナのスメルズとか、ポリーを一人寂しく口遊んでみたり、叫んでみたりする。ただ、ほんとうに、タマにだ。
あとは、パコのアルモライマのブレリアスの半端なコピーをたまに弾く。ブレリアス以外には最近は弾かない。大学時代にはセビジャーナス、タンゴス、ソレアスなどもやったが疎くなった。やはり、踊りと唄がないとフラは話にならない。楽しくない。
ブルースをなんとなく弾く。中学校の時からのhey, heyやbefore accuse of me なんかのクラプトン、アンプラクトのコピーをポロポロと弾く。クラプトンなんて馬鹿にしてるんだが、どうも始めが彼だったから手になじんでしまっている。それに「白人のブルースは駄目だ」なんて言う元気も、もうないよ。
あとRJの数曲、サンハウスのデスレター。ただ、デスレターはテンション高くないと弾けないから、あまりやらない。それに調弦変えなきゃならんし。なんとなくで、RJのsweet home chicagoを唱う。せつない。でも、ざっくざっくと前に向かう気はする。あと、ジミヘンをアコギで静かに弾く。リトルウィングとかヘイジョーとか。
他に大学時代にボサノヴァのサークルにもいさせてもらったので、ボサノヴァも弾く。これが恥ずかしながら、結構好きだったりする。同じくジャズも恥ずかしながら、たまに弾きたくなる訳で、そういうジャズなコード進行をボサノヴァっぽく弾くのは、結構好き。実は口では馬鹿にするが、結構好きである。そういえば、一時はウェスやジャンゴのコピーもしてたが、全然弾かないなあ。
最近は「You'd be so nice to come home」を一人寂しくボサっぽく弾いてみたりする。そして、大学時代のボサのヴォーカルの女の子を思い出したりもする。女の子の伴奏は楽しかった。
フラメンコでも唄と踊りの伴奏は楽しかったし。また、やりたいが、機会はないだろうな。
思い出すと迷惑かけたことしか出てこない。本当に申し訳なかったと思う。
最近は琵琶とか三味線っぽいフレーズを取り込みたいと思っている。案外すんなりとギターでも琵琶フレーズは弾ける。ただ、ギターは「さわり」がないから独特の「ビーン」という音にならない。ギターでの琵琶や三味線の物真似はむなしい。
なんだか、根無し草だな、とか。一つの自分の土着の音楽をやれてたら、どんなにか、楽しかったろうな。