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情報管理に関して最近 diigo でマークした考えを4つのポイントに整理してみました。
1. 情報を得る目的を決める
まず時間の管理が大切。何に時間を使うのか? 情報を収集するのか、情報を摂取するのか? という問いが必要。
「収集する時間」と「閲覧する時間」を分けます。これが一緒になっていると、相乗効果が悪循環を生み、きりがなくなるからです。
フォーカスすべきは「差別化」と「時間の使い方への徹底的なこだわり」の2点
無限の情報に対して、誰に対しても24時間と等しく有限な時間をどのように配分するか、この能力が情報大洪水時代における差別化の源泉になる
2. コアとなる情報のみを管理・記録する
単純な整理はグーグル先生がやってくれます。精選されたコアとなる情報や「インデックス情報」だけを管理・記憶するのがよいでしょう。
カギを握る考え方は、グーグルが扱う情報の単位、つまり記事、ウェブサイト、論文といった単位よりも、粒度の高いレベルでの情報整理を、情報処理の時点で行っておくことです。
「インデックス情報」とは外岡秀俊『情報のさばき方』という本に出てくる言葉です。彼は本書で5つの「基本原則」を掲げ、「インデックス情報」に着目した情報管理手法を披瀝しています。
- 情報力の基本はインデックス情報である。
- 次に重要な情報力の基本は自分の位置情報である。
- 膨大な情報を管理するコツは、情報管理の方法をできるだけ簡単にすることである。
- 情報は現場や現物にあたり、判断にあたっては常に現場におろして考える。
- 情報発信者の意図やメディアのからくりを知り、偏り(バイアス)を取り除く。
「インデックス情報」という手法は、不要な情報は捨て去り、自分にとって必要な情報がどこにあり、誰に聞けばいいのかという情報だけを管理し、記憶する方法です。」
3. 情報管理の方法はシンプルに
全てを記録して管理しても仕方がありません。記憶に残ったもので勝負してゆきましょう。
佐藤優はあまりメモはとらず、ただ一冊のB5ノートと段ボール箱だけで情報管理しているらしいです。
- 時系列による資料整理法——ゆうパックの梱包箱(大)を使った整理法
- キャンパスノート(普通横罫) 6号 ノ-10A(B5版100枚の大学ノート)に記録する
茂木健一郎は「情報の真水」にふれることを重視しているようです。
- 「知りたいと思うものに、ダイレクトにアクセスする」
- 「情報とのプロセスをなるべく減らす。メモも一切取らない。すべて自分の脳の中で整理する。」
「タグ」の利用もシンプルに。過度に期待しない方がよさそうです。
タグを2種類しか用意しないと言うことです。メールでは、2種類のタグを用意するとうまくいきます。
- 名前
- ごく少数の属性
4. 集中するための仕組みをもつ
シンプルな整理は何もしないことではありません。それなりに必要な情報が出てくる必要があります。ストレスフリーのためのGTDの教えからいくつかの言葉をひいてみます。
君の脳が気になって仕方がないものというのは,君の周囲にあるものが念を押してくれないもの
集中しようと思っていたのに,横からやってきて僕の集中を奪ってしまうもの。これがオープン・ループというもので,こうした考えがゼロになるまで,すべてをキャプチャーすることができればそれで十分なんだ
『いま』『ここで』『この状況で』やりたい・やるべきと考えていることだけに集中できる仕組みをつくろう
最初の一つは,さっき言った『頭が空』という状態を維持するということ,2番目が『物事が頭に入ってくると同時にそれが自分にとってどんな意味をもっている かを考える習慣』,3番目が『レビューを定期的にやって,頭脳がシステムを信頼してリラックスできるようにする習慣』。
diigo のおかげで、こうしたウェブ上での言葉の収集と再利用が簡単になりました。 "脳に効く"音源のリスト の時も簡単にポストできましたし。