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様々なカテゴリー論が歴史上作られてきた。僕はそれらをあまりよく知らない。ただ、ぼんやりとカテゴリーについて思い付いたのでメモしておく。雑多で未完成。
基本形
はじめに仏教のカテゴリー。これを基本に考えたい。
- 体:そのもの自体。ときにそれを構成する要素に目を向けること。
- 相:その形や関係。
- 用:それが与える働きや影響。
あるいはいかさまアリストテレスに、
- 質料(ヒュレー)
- 形相(エイドス)
- 作用・目的
概念規定において
記号 | 存在 | 知覚 |
情報 | 意味 | 認識 |
知識 | 価値 | 判断 |
まず、概念になりえそなものを体相用に分類すると、記号と情報と知識ということになると思う。記号が実体であり、それは他との関係においては情報となり、知識という働きをするがある。
更にそれぞれについて体相用に分類すると以下のようになる。
- 記号は関係においては存在を持っており、それは働きにおいては知覚される。
- 情報は関係においては意味を持っており、それは働きにおいては認識される。
- 知識は関係においては価値を持っており、それは働きにおいては判断される。
変な文だが、要は人は記号の存在を知覚し、情報の意味を認識し、知識の価値を判断するということ。ただし、それが働きとして現れるときには、次のカテゴリーに移行している考えられる。つまり、記号が知覚されたら、情報として人は捉えるだろうし、情報を認識したら、それは知識になる。知識の価値を判断したら? 恐らく人は行為する。
思考において
思考の類型も三つに分類できる気がする。
- 実体・本質思考: 「そもそも○○は」と話す人の思考。語の定義などから話す方法。人間拡張の思考や擬人法、入れ子思考もここ。背理法や脱構築なども基本的には本質を敷衍した結果の破綻を利用するのだからこの思考法と思う。
- 関係論思考: 他との比較を通じて話す思考法。「ちびくろサンボが黒人差別だというなら、ベニスの商人はユダヤ人差別じゃないのか? あれも発禁にするか?」というような思考。
- 因果論・影響論思考:ある意見がどのように働くかをもって考える思考法。「確かにAはBかもしれないが、もしそうなったらアメリカは黙っているか?」というような思考法。
比喩において
なんだか、ここらへんの用語も以下のように分類するとすっきりする気がする。と思ったけど、全然しない。
まず、記号について
- シニフィアン:意味するもの
- シニフィエ:意味されるもの
- シーニュ:シニフィアンとシニフィエとの対としての記号
次は概念の比喩による拡張について
- シネクドキ:概念の論理的な包含関係を利用。「花見いくぞ」と言えば「桜を見にいく」こと。菜の花ではない。
- メトニミー:概念の対象の現実の隣接関係を利用。「なんだ、その頭! 頭切ってこい」と言えば頭のそばの毛を切ること。頭を切っても誰も喜ばない。
- メタファー:概念の与える印象の類似を利用。「たい焼買ってこい」と言われたら鯛の形に焼かれたものを買っていくこと。魚屋で鯛を焼いてはならない。
そしてメタファーがどのような関係を持つかを考えてみる。すんげえいい加減。理解不足。
- シンボル:あるもの集団や個人、作品などを特定のもので象徴する。日本のシンボルとしての桜。
- アレゴリー:抽象的観念や思想を特定のもので暗示する。狡猾さのアレゴリーとしての狐。
- メタファー:まあ結局はメタファーです。
更に無理をしてみる。
- ステレオタイプ:特定の何かを代表するあるもの。典型。「短気な職人」は「江戸っ子」のステレオタイプ。
- プロトタイプ:それを通じて一般化できる何かを示すあるもの。
- アーキタイプ:文脈として文化の奥に秘められる何か。元型 - Wikipedia 参照。
工学において
- 物質
- 情報
- エネルギー
- マテリアル
- デザイン
- ファンクション